Outlookエラー
「0x8004010F: Outlook データ ファイルにアクセスできません」(＝送受信できない)を解決
試行錯誤の結果、シンプルなやり方で解決しました。ウェブ上にこの解決法は載っていないようなのでシェアします
■エラーが起きたきっかけ
マイクロソフトOffice Outlook 2016のデータファイルの場所を移動したところ、送受信できなくなった (「データファイル」はメールなどが保存される、拡張子 .pst のファイル。2017/10)。
データファイルの場所の指定はできたが、メール送受信ができない。何回やってもエラーとなり、エラー報告をクリックすると「0x8004010F: Outlook データ ファイルにアクセスできません」と表示されている。
■解決法を検索してみたが…
マイクロソフトのサポートサイトを見ると、ファイルがおかしくなっているためであり、「新しいプロファイルを作成」すれば治るらしい。でも、それって、「このトラブルは解決できないものなので、最初からアカウントを作り直してくれ」という意味では？
インターネットで検索しても、具体的に最後まで解決した例が見つからず。
受信できなくなった原因はデータファイルの場所を移動しただけなので、もっとシンプルな解決ができないかどうか模索することに
■試したこと
Outlookのメニューの 「ファイル」 → 「アカウントの設定」 → 「アカウント設定」
↑「フォルダーの変更」の右側が空欄になっていると、送受信がエラーになる。ここにフォルダを指定する(表示させる)ことができればOK
まずは「修復」などを試したが、治らず。その後、あちこちの設定を開けるなどして徹夜に。
■「フォルダーの変更」ができれば、送受信できる
「フォルダーの変更」をクリックして試したが、治らず。フォルダを選択しOKしても、なぜか元どおりの空欄のままになってしまう。どうやら、ここが壊れているらしい。
ところが、二つ目のアカウント(ヤフーのメール)は、「＋」をクリックして展開した中にある「受信トレイ」をクリックして「OK」すると、指定出来て、たちまち受信できるようになった！
これにヒントを得て試行錯誤。すると一つ目のアカウントで、「新しいフォルダ」を作成してしてみたところ、それを指定できた。そして受信を開始すると、これまでの過去メールが何百通も入り始めた。
重複メールは困るので、このフォルダは削除。もう一度、もともとの「受信トレイ」を指定して「OK」したところ、こんどは指定できた！ 無事、元どおりに送受信できるようになりました。
今回のポイントは、もともとの「受信トレイ」では受信できなかったアカウントでも、いったん別のフォルダを作成するというプロセスをはさむと、なぜか受信できるようになることです。
解決した理由は分からないけれど、ともかく一件落着したのでシェアします。応用が効くかどうかは不明ですが、同様のトラブルで困っている人はお試しください。
「0x8004010F: Outlook データ ファイルにアクセスできません」で検索
「0x8004010F: Outlook data file cannot be accessed」で検索
