幼児用安全はさみの種類と選び方　＋はさみ教材

幼児用安全はさみの種類と選び方　
＋はさみ教材

どのようなタイプの幼児用はさみが、どの程度安全なのか、各タイプの長所・短所など。刃物なので、切れやすさと安全性の両立は困難。いくつかのタイプに分類してみました

■３歳から、はさみを使った知育教材も

ハサミは、幼児用ハサミなら２歳から使えるが上手ではなく、片手に持ってなんとか切れるようになるのは３歳以上

　幼児用ハサミでハサミ教材をちょきちょき

　はさみで切ってみよう(くもん)

はさみ遊び・教材は、多様なものが市販されている。幼児用雑誌でも、はさみコーナーがよくある

■幼児用安全はさみの種類と選び方

はさみは刃物なので、切れやすさと安全性の両立は困難。いくつかのタイプに分類してみました

●プラスチック刃の「初めてのはさみ」タイプ　　　一枚紙のみ切れる　
    まったく初めて向き　はさみというものに慣れる練習用
    このタイプは、ちょうど幼児の手に合うサイズ
    ケガはしにくいが、切れ味もよくない。刃は鋭くはなく、切るのにはこつがいる(普通のはさみとは違い、右にやや傾ける)　やがて「切れないからイヤ」と子どもが使わなくなる　
    あまり切れないと、子どもが無理やり力を入れてかえって危険という意見も
    アンパンマン　はじめてのはさみ

●幼児の手になじむ形状　(太く持ちやすいタイプ)のはさみ　　　　
    握力が弱い二歳児向き　チョキしてから開くのが二歳児はまだ苦手なので、補助するバネ付きのものもあり　　初めての練習用としては評価が高い　
    こどもちゃれんじ(通販すっく)　　トイザらスも類似
    カバー付きはさみ Casta(切るたびに音が響く。置いて片手でも切れる) 　　

●右利き専用/左利き専用のはさみ
利き手がはっきりしているなら、専用のものが、指がぴたりはまって持ちやすい
子どもはさみ　左手用

●先丸：ステンレス刃の先端のみが丸め(大人用はさみほどには、刃先がとがっていない)　　　

刃は普通のはさみなので、よく切れる　　小学生用はさみに近い　　
「安全すぎて切れないはさみは子どもにとってストレスだ。はさみというものに対して警戒しなくなり、かえって危険だ」と感じる場合はこれ　　子ども用はさみ　先丸

●先端ガード付きはさみ　(先端にプラスチックをかぶせて固定してある)　　　

    突き刺す(=大けが)は防止できる　　よく切れる　　
    突き刺しに対して、指を切ってしまうチョキチョキ事故は、幼児の握力が弱いうちは、比較的大けがにはなりにくいもよう
   「小さいけがは、大きなけがを防ぐ」とも言われる
    ★はさみかみきりくん　「刃の部分は通常のはさみと同様に高級ステンレス鋼…。万が一、体を切りつけても約2mm程度しか刃が食い込まないような設計」
   大人用の安全はさみとしても実用的。ただ、「先が切りにくい」という声はある

●先端ガード　さらに指は切れにくい(刃の断面が斜めでなく垂直な設計のはさみ)

安全性が高く、まあ切れる
微妙な切れ味ではあるが、切れ味と安全性のバランスが取れている

　 ★きっちょん　　ゆずねこ堂　　100円店でも同タイプを見かける

ちょっとした用途なら、大人用の安全はさみとしても使用可
大人用の超危険なはさみを、引出しなどに隠しておいても、成長とともにいつかは探し出してしまうので、大人用も安全はさみにしておけば比較的安心

●ブレード全体に沿ってガードをかぶせてある　　　深くは切れない　

安全性は最高レベル　きれいに切れないとの声も

サンスター文具安全練習はさみ　　キッズデザイン賞受賞　安全練習はさみについて　(造った「文具王」さんの思い)

●落としたときに刃が開きにくい設計(刃をやや内側に湾曲)

スコッチ　キッズシザーズ　2012/1発売

●ブレード用キャップ付き　(使用しない時にはキャップをかぶせておく)

小学生用はさみ、大人用はさみと特に変わらない。小学生用はさみは、刃先が鋭利ではない(角度が鋭角ではない)

■はさみを使うときのおやくそく